つみたてNISAはやめたほうがいいの?
つみたてNISAが向いている人・向いていない人は?
つみたてNISAで損や失敗しないためにはどうしたらいいの?
そんなお悩みにお答えします。
つみたてNISAを始めようかどうか悩んでいませんか?
結論からいうと、つみたてNISAはおすすめの投資方法です。
しかし、つみたてNISAの特徴を勘違いしてしまうと本来見込めていたはずのリターンが小さくなってしまいます。
そこで、今回の記事では
・つみたてNISAはやめたほうがいい、向いていない人の特徴
・つみたてNISAはやめたほうがいいに反論!向いている人の特徴
・つみたてNISAはやめたほうがいい?成功させるためのコツ
と、つみたてNISAを始める際に大切なことをすべて解説します。
ぜひこの記事を参考に、つみたてNISAを始めてみてください。
「つみたてNISAはやめたほうがいい」は嘘!つみたてNISAの概要をサクッと解説
預貯金 | つみたてNISA | 両者の差 | |
---|---|---|---|
1年目 | 360,003円 (+3円) | 368,336円 (+8,336円) | 8,333円 |
10年目 | 3,600,194円 (+194円) | 4,658,468円 (+105.8万円) | 約105.79万円 |
20年目 | 7,200,748円 (+748円) | 12,331,010円 (+513.1万円) | 約513万円 |
つみたてNISAは年間40万円を投資上限とし、金融庁が認めた「長期・積立・分散投資」に適した商品を長期で投資することで利益を得ることを目的とした制度です。
表のとおり、毎月3万円を貯金している場合、銀行の利率はかなり低いため、20年貯金しても利息が748円にしかならず、利益が全く出ていません。一方のつみたてNISAは、複利の効果で元本720万円に対し、プラスで513万円もの利益が出ています。3万円を貯金するか、つみたてNISAにするかどうかで、513万円もの利益の差が出ることを考えると、投資の力の大きさを感じますよね。
なお、つみたてNISAは20年間運用益が非課税になるため、この複利の効果で得た513万円という利益をすべて受け取ることができるという嬉しい魅力もあります。
つみたてNISAはやめたほうがいい・向いていない人の特徴
つみたてNISAに向いていない人には特徴があります。
そこで、向いていない人の特徴について、以下3つにまとめました。
- 短期間で利益を得たい人
- 手元に余剰資金がない人
- 元本保証されていないと不安な人
それぞれ見ていきましょう。
短期間で利益を得たい人
つみたてNISAは年間上限40万円を投資でき、20年間非課税になるという制度で、「長期・分散・積立投資」をすることによって利益を得ることを目的としています。
つまり、つみたてNISAはまとまった資金ができるまで時間を要するため、短期間で利益を得たい方には向いていない制度です。
10年から20年先の長期的な目標を立て、その目的に対して長期的に利益を得るという考え方がつみたてNISAの目的に合っているといえます。
手元に余剰資金がない人
投資は「余剰資金で行うこと」が前提です。
投資は元本が保証されているわけではないため、つみたて期間が短ければ損をする可能性もあります。
またいざという時につみたてNISAを解約して現金として引き出すのに1週間はかかるため、最低生活費の半年分~1年分は手元に確保したうえで、つみたてNISAを始めましょう。
元本保証されていないと不安な人
つみたてNISAは金融庁が「長期・積立・分散に適している」と認めた商品だけが対象となっているため、比較的リスクは低いですが、投資による元本割れのリスクはあります。
短期的でも「絶対に元本割れをしてほしくない」という人は、元本よりも下がってしまったときに焦って短期解約をしてしまいかねないため、つみたてNISAでの投資は向いていません。
長期的な目線で利益を増やしていこうという考え方が、つみたてNISAにとって大切です。
やめたほうがいいつみたてNISAをやった方がいい人の特徴
つみたてNISAを始めた方がいい人、向いている人がどのような方なのでしょうか。
そこで、つみたてNISAをおすすめしたい方の特徴3つを説明します。
- 投資をしてみたい投資初心者の人
- 少額から投資をしたい人
- 長期間運用できる人
順番に見ていきましょう。
投資をしてみたい投資初心者の人
つみたてNISAは「金融庁が認めた、長期・積立・分散投資に適した商品」のみ投資可能とされているため、ハイリスク商品に誤って投資してしまうということがありません。
長期でつみたてNISAに投資していくことで利益を得られるため、投資初心者で「投資を始めてみたい」という方にピッタリの制度です。
少額から投資をしたい人
つみたてNISAは証券会社によっては月々100円~投資可能です。
また「投資に興味はあるけど、自分のお金を使って投資するのは少し怖い」という方は買い物でたまったポイントを使用してつみたてNISAを行うのも可能です。
つみたてNISAは年間40万円まで投資可能なため、少額からはじめてさらに投資にチャレンジしたくなれば投資額を増やしていくことができるため、少額から徐々に投資に挑戦していきたい方にはピッタリです。
長期間運用できる人
つみたてNISAは「長期・積立・分散投資」で利益を得ることを目的とした制度です。
投資のため一時的に元本を下回る可能性はありますが、短期間で売却することなく長期でコツコツと積立していくことが大切になります。
短期的ではなく、10~20年後の中・長期的な資金を確保しようという目標をもって、長期間運用出来る方はつみたてNISAに向いているでしょう。
やめたほうがいいといわれるつみたてNISAを成功させる3つのコツ
「つみたてNISAをやってみたいけど、どうやったら失敗せずに利益が得られるのだろう」という疑問を持たれる方もいると思います。
つみたてNISAで利益を得るためにはコツがあります。
今回はつみたてNISAを成功させるための方法を3つご説明します。
- 長期で保有すること
- 分散投資を行うこと
- 投資期間と目標を決めて積立をする
では、早速見ていきましょう。
長期で保有すること
月額 | 1年目 | 5年目 | 10年目 | 15年目 |
---|---|---|---|---|
1万 | 12.3万 (+0.3万) | 68万 (+8万) | 155万 (+35万) | 267万 (+87万) |
2万 | 24万 (+0.6万) | 136万 (+16万) | 310万 (+70万) | 534万 (+174万) |
3万 | 36万 (+0.8万) | 204万 (+24万) | 465万 (+105万) | 801万 (+261万) |
つみたてNISAは「長期・積立・分散投資」で利益を増やすことを目的とする制度です。
実際の資産シュミレーションをみて分かるように、長期で積立をし、投資額を保有すればするほど、運用収益が大きくなっていることが分かります。
つみたてNISAは最長20年運用できるため、複利の効果でさらに利益が大きく増える可能性があります。
一時的に元本よりも下回っても売却せず、長期的な目線で投資を行い、利益を得るようにしましょう。
分散投資を行う
分散投資とは「投資先をわける投資方法」です。
例えば、どこか一つの投資先にしか投資をしていなかった場合、投資先の社会情勢などが変わって値下がりをしたら、自分の投資額を大きく損失するリスクがあります。
投資先を一つではなく、金融商品や地域などを分散して投資することで、投資額の損失のリスクが軽減でき、ほかの投資先でカバーできる可能性もあります。
つみたてNISAを行う場合は、「長期・積立・分散投資」が原則ですので、分散投資を行うことも忘れないようにしましょう。
投資期間と目標を決めて積立をする
つみたてNISAは長期運用が基本であり、長く投資することが大切になります。
そのため、「10~20年先の長期的な投資目的」と「投資目標」を決めておくことは非常に重要です。
たとえば、30代の方であれば「将来の子供の教育費のために20年後に1000万円確保したい」という目標や、50代の方であれば「老後資金のために20年後に2000万円確保したい」という目標があります。
つみたてNISAを始める各々の方が「この投資資金を何のために使用するのかという長期の目的」と、「いつまでにどのくらいほしいのかという明確な目標」を立てることによって、短期的に売却をすることが防げます。
ぜひ長期的な目標を立ててつみたてNISAに取り組んでいきましょう。
なお、つみたてNISAを始めるなら証券会社で口座を開設する必要があります。
無料でできるのでぜひ以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。
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